株式会社にお金を提供する覚悟

2015年11月8日

「株式会社」という仕組みで投資する、すなわちお金を提供する人は「株主」です。
株主は、お金を失う覚悟が必要になります。
例えば、株式会社がスマートフォン工場を作り、製造する計画を立てたとします。
作ったスマートフォンが売れて利益が出ればハッピーです。
が、もし利益が出なかったら、お金を提供した見返りの利益はゼロです。
それどころか赤字で会社が倒産しようものなら、提供したお金自体がゼロになってしまう可能性も出てきます。

利益の一部を得るチャンスとともに、掛け金を失うリスクを負っているということです。
お金の提供から利益が出るまでに長い時間もかかります。
株主は、非情な覚悟をもって決断する必要があります。
でも、これじゃあ株主になろうなんて人はなかなか出てきませんよね。

投資をするにあたって、株主の負担を軽減しようとするのが「株式市場」です。
株式市場では、「投資で得られた利益の一部を貰う権利」を売り買いできます。
この権利を形にしたものが「株式」です。
(株式には他にも色々権利があるのですが、ここでは省略)

なので、もし「売ろうとしているスマートフォンは全然売れないかも」という株主は、
「このスマートフォンは売れる!」と思っている人を見つけて権利をその人に売れます。

投資して得られた権利を売買できる場所があれば、
株式会社に投資する前に必要な覚悟を軽減できます。
だって、もし投資をやめたくなったらやめられるから。

株式市場で株式を売り買いするということは、
「投資で得られた利益の一部を貰う権利」を売り買いするということです。