LCCとは?

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従来、飛行機は価格の高い乗り物として知られていました。ところが、LCCの登場によって、安価な空の旅が実現されつつあります。では、LCCとはいったいどのような特徴があるのでしょうか。

まず、LCCは価格を下げるため、サービスを簡素化したり、有料化したりしています。持ち込める手荷物の数を制限したり、機内食を希望する人には料金を払ってもらったりしています。こうすることで、利用客の側に選択肢を提供できているのが、LCCのメリットの1つです。目的地に到着してから食事をしたい人や、小さな荷物で旅行したい人に取っては、追加料金なしで目的地まで飛べるのでお得になります。

また、LCCでは機体の待機時間を短くしています。飛行機を1機購入するだけで莫大な費用がかかるので、せっかく購入した飛行機はできるだけ長時間飛行させようという考え方です。そのため、LCCでは到着から次の出発までの時間が30分程度となるダイヤを設定しているケースもあります。結果として、天候不順などで飛行機が遅延した場合、折り返しの便にも遅れが生じる確率が高くなります。定時性が担保されにくい点は、LCCの出メリットといえます。

さらに、LCCでは座席の幅を狭くしています。運賃が安くても、一度に多くの客を運ぶことができれば、収益性が確保できます。そのため、安全性には配慮しつつも、極力座席幅を狭くすることで、より多くの乗客を運ぶことを目指しています。

運賃が安いのなら、日本からアメリややヨーロッパに行くときにLCCを使いたいと考える人が出てきますが、LCCは短距離路線を中心に運行されています。機内サービスの簡素化や座席幅の縮小などを行っているので、長距離路線では結局乗客に追加負担を強いることになったり、不愉快に感じられてしまったりする可能性が高いです。また、さまざまな路線で機体を柔軟に使いまわせるよう、小型~中型の機体がLCCで活躍しています。大型ジャンボジェットが就航しているような長距離路線は、LCCには不適です。