日本の紙幣

2016年11月19日

紙幣

日本には現在、主として3種類の紙幣が流通しています。福沢諭吉が描かれた10,000円札、樋口一葉が描かれた5,000円札、野口英世が描かれた1,000円札の3種類です。日本の紙幣には、偽造防止などの様々な工夫が凝らされています。日本の高度な技術が反映されているといえます。アメリカやヨーロッパの主要先進国が発行する紙幣と比較しても、日本の紙幣は偽造されにくいといわれており、発展途上国の紙幣発行にも日本の技術が活用される場合があります。

例えば、自動券売機などで識別しやすいよう、それぞれの紙幣はサイズが若干異なっています。また、視覚障碍者でも識別しやすいよう、紙幣の隅に、ふくらみが設けられています。このふくらみの数や形によって、手触りで紙幣の種類を識別できるようになっています。

主として3種類、と述べた日本の紙幣ですが、比較的新しい紙幣としてこれらのほかに、2,000円札があります。2,000円札は西暦2000年に合わせて作成されました。2000年に沖縄でサミットが開かれた際には、来訪者に2,000円札が配られました。2,000円札には、沖縄の世界遺産である首里城などが描かれています。2,000円札は登場時には期待と関心を持って迎えられたのですが、実際に流通し始めると、「使いにくい」との声が多く聞かれました。そのため、現在ではほとんど目にする機会がなくなっています。もっとも、沖縄県内では、他の都道府県と比べて2,000円札が積極的に利用されています。

また、10,000円、5,000円、1,000円札については、最新のものでなくても利用可能です。加えて、500円札などの旧紙幣も法律上は利用できます。ただし、自動券売機などでは非対応となっており、利用できないケースがみられます。この点については、2,000円札も同様の場合があります。加えて、旧紙幣の中には残存量が少なく、希少性が高まっているものがあるため、店頭で額面通りの金額の支払いに使ってしまうよりは、プレミアム分が上乗せされた価格で新紙幣や硬貨と交換してから使用するほうがお得な場合があります。