五輪オリンピックと経済

2016年11月19日

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オリンピックが開催されるとなると、経済にも大きな影響があります。基本的にはプラスの影響が多くみられますが、マイナスの影響もあります。

プラスの影響としては、世界各国から注目を集められることが挙げられます。メディアなどが多くやってくることで、自国の文化や産業などについて伝える貴重な機会が生まれます。また、選手のほか、競技を観戦しようとする外国人も多く訪れます。オリンピック会場周辺の観光施設なども、入場者数の増加に期待できます。その他にも、五輪会場周辺の交通機関の利用が増えたり、五輪関連グッズの製造や販売を行う業者が潤ったりする可能性も高いです。

また、オリンピック開催に向けて行われるインフラ整備によって、建設産業が潤うことが考えられます。建設会社の収益が拡大するほか、雇用の創出効果もあります。整備されたインフラは、オリンピック後にも活用することができます。

一方、マイナスの影響としては、五輪会場から遠く離れているエリアの観光産業がしぼむ可能性が挙げられます。オリンピック期間中はどうしてもオリンピック開催都市に注目が集中します。その結果、オリンピック開催都市から離れて観光都市では、訪問してくる観光客が減少する可能性があります。もっとも、自国にやってくる観光客数が増えているので、うまく五輪開催都市とセットで訪問してもらえるような工夫ができれば、距離が離れていても観光客数の増加につなげられる場合があります。

さらに、オリンピックスタジアムなどが、五輪終了後に整備コストがかさみ、保有主体の財政的な負担となる可能性があります。オリンピック開催後も、さまざまな競技会などの開催に使用することができるくらいの設備にして置くことも選択肢の1つといえます。あまりにも立派な設備を作りすぎると、五輪開催時には各国から好評価を受けられたとしても、のちのちの使い道に乏しいわりに維持コストがかさんでしまいかねないからです。