バブルとは

2016年11月19日

オレたち花のバブル組

かつて日本ではバブルが崩壊しました。中国でも不動産や株式のバブル崩壊が伝えられました。このように、各地で発生している「バブル」ですが、正体は何なのでしょうか。

「バブル」とは「泡」という意味です。泡のように消え去ってしまうことから「バブル」という名前が付けられています。確かに、「泡」といえば、選挙で当選する可能性が極めて低い候補を「泡沫候補」というなど、消滅するものに対して使われる言葉です。

バブルの歴史をさかのぼれば、オランダのチューリップバブルにたどり着きます。チューリップの球根の市場において、実需異常に価格が上昇し、あるとき突然価格が急落したのです。現在のバブルと基本的には同じ構造です。

では、バブルはなぜ発生するのでしょうか。それは、人々が上昇に乗り遅れたくないと考えるからです。実体経済の動きではなく、市場におけるプレーヤーの心理によってバブルが生みだされるのです。株式を例にとって考えると、人々は今後上昇すると考える株式を購入します。そうすると、供給に対して需要が高まることから、実際に株価が上昇します。上昇した様子を見て、「これはまだ上昇する」と考えた新たなプレーヤーがさらに株式を購入し、更なる株価上昇を引き起こします。この流れが繰り返され、「自分も利益を得たい」と考えて新たに参入してくるプレーヤーがいなくなるまでバブル状態が継続します。

ところが、バブルはあくまでも人々の期待によって生み出されているものに過ぎず、実態を伴っていないため、いったんプレーヤー数が減少を始めると、一気に価格が下落することになります。下落局面では上昇局面とは逆に、「自分も早く売りたい」と考えるプレーヤーが多くなり、下落に歯止めがかからなくなり、バブル崩壊となります。

バブルの崩壊は望ましいとは言えませんが、適正な経済状態に戻るためにも、市場の過熱は避けられるべきであり、実態を伴わないバブルが発生した際には、いつかは崩壊することを理解しておきましょう。