訪日外国人数の推移にアジア各国(中国・韓国・台湾・香港)が与える影響

2016年11月19日

訪日外国人数が増えていることはもう世間に知れ渡っていると思いますが、では具体的にどれくらい増えているのか、どこの国の人がどれくらい増えているのかについて調べてみました。一次データを引っ張ってくるというのは定期的にやらないといけないですね。一次データの出典は「日本政府観光局(JNTO)」で、訪日外国人の総数のグラフです。

訪日外国人数

2015 年の訪日外客数は2014年に対して 47.1%増ということですが、2015年4月ごろから横ばいになっていることがわかります。もし横ばいが続くようなら、2016年は前年度比の伸び率があまり大きくないかもしれません。

次に、訪日外国人数を地域別の推移にしたのが以下のグラフです。

訪日外国人数地域別

圧倒的にアジアの比率が多いことがわかります。テレビなんかでは外国人旅行者として白人を映すことがそれなりにあるような気がしますけど、比率で言うとかなり少ない。上の全体グラフとアジア合計のグラフの動きはほぼ同じですね。で、アジアの内訳が次の円グラフで、出典は同じく日本政府観光局(JNTO)

www_jnto_go_jp_jpn_news_data_info_listing_pdf_160119_monthly_pdf

中国・韓国・台湾・香港の4カ国で72%を占めるという状況です。最近、人民元が安くなってきています。円安は、輸出競争力を強めると同時に購買力を弱めますが、それは人民元でも同じです。円高人民元安になることで、中国の購買力が落ち、日本への旅行にかかる費用が高くなります。原油安が円の独歩高を招くとすれば、中国経済の減速も相まって、日本への旅行ニーズがかなり鈍化する可能性もありそうです。輸出入だけでなく、観光業も大きなダメージを受けるとなるとなかなか厳しい感じがしますね。