大塚家具の社長の両親が株式を売却 8186 大塚家具

2015年11月8日

leather-sofa-186636_640

あの経営権で親子で争った大塚家具ですが、娘の大塚久美子社長の勝利で終わったことは記憶に新しいことです。その大塚家具の社長の両親が、保有する大塚家具の株を市場で売却することが、関東財務局に提出された変更報告書で明らかになりました。保有する大塚家具の株ですが、発行済み株式数の95万株(4.9%)を12月30日までに証券会社を通して市場で売却するということです。

保有株すべてを売却するわけではないですけど、売却ということはもう経営には関与しないという意味だと考えていいでしょう。経営に関与しないなら全部売却してもいいのですけど、過剰に売却をすると値崩れを起こしますし、使い切れないほど現金を手に入れても意味が無いですから、毎年少しずつ売却をしていくと思います。台株主である資産管理会社の方は、まだ親子で訴訟が続いていて、こちらはどういう結果になるかはまだわかっていません。

株価の方は、割高感が出ています。保有株の売却もありますから、大幅な値上がりは期待出来ないでしょう。財務の方ですが、売上債権が減って棚卸資産が増えていますから、売り上げが良くない状態が続いています。無借金経営ですから、経営面は問題ないですけど、株価的にはよくないです。売り上げの減少は店舗閉鎖が原因でして、これからは回復基調に向かうと思います。ただどこまで回復するかが分からず、営業利益の黒字幅が縮小すれば、割高感が解消しないままになります。

前会長の保有株の売却で浮動株が増加しますから、需給面からも株価的に良くない状態が続きます。売却される株を吸収してくれるところがあればいいのですが、会社自身は自社株買いをする気は無さそうですから、株価の上昇は期待出来なさそうです。業績が劇的に良くなるとかの材料があればいいのですが、家具が爆発的に売れるということは、無いでしょう。業績がかなり良くなる気配が無い以上、株式的には様子見をした方がいいでしょう。