コスト削減で上方修正したが、肝心のミドリムシの売上は? 2931 ユーグレナ

2015年11月8日

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ユーグレナは、今9月期第3四半期決算、88%増収、営業益3.7倍、通期2.2倍営業増益と発表しました。それで通期連結業績予想を修正しました。上方修正の理由として、ヘルスケア事業の自社製品販売部門での広告宣伝費の見直しと物流コスト、決済手数料及びコールセンターなどの外注コストの削減で、販売費及び一般管理費が予想より大幅に削減できたのが理由です。

ミドリムシでジェット燃料のユーグレナが、機能性食品や化粧品も販売していまして、営業増益を達成しています。ミドリムシでジェット燃料って常識的には考えられないことです。ただジェット燃料はガソリンとかよりも灯油に近い物でして、ミドリムシでも代替できるかもしれません。四季報のページの株主欄にJX日鉱日石エネルギーがありますから、出来ないようでしたらJX日鉱日石エネルギーがユーグレナの株主になるわけないです。だから本当にミドリムシでジェット燃料が作れると考えていていいでしょう。

株価の方は割高感が出まくりです、今回の上方修正でも割高だと判断されてしまいます。財務の方ですが、2013年の公募増資で資金を調達しましたから、長短とも借入金が無く、現金が有り余っています。売り上げが上がっているけど、営業利益が落ち込んでいます。しかし今回の販売管理費の削減がありますから、営業利益は増益確実です。これだけ現金があると自社株買いを期待出来ますが、公募増資をした後ですから、確実に自社株買いは無いです。むしろ公募増資で調達した資金をどう使うかが注視すべきところです。

今回の上方修正でも株価はまだ割高感があります。増資で得た資金が企業業績を良くするものに使われるかで、株が買える買えないが決まってきます。今回の上方修正も売り上げが伸びたからでは無く、コストを削減できたからでして、売り上げが伸びていない以上、更なる利益の追加は期待出来ません。自社株買いも無いですから、リスクを取ってまで買いに行くような株では無いです。