日米貿易摩擦はなぜ起こり、どのように解決されたのか

2016年11月19日

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現在、アメリカに現地生産工場を置いている日本企業が多数あります。こうした現地生産工場が増えたのは、かつて日米貿易摩擦が発生したことが背景にあります。では、日米貿易摩擦はなぜ起こり、どのように解決されたのでしょうか。

日米貿易摩擦の発端は、日本の高度経済成長です。先進工業国アメリカの技術水準に日本がキャッチアップしていくにつれて、通貨安の状態となっていた日本の対米輸出が拡大し、アメリカの国内産業に打撃を与え始めました。

日本製品がアメリカに多く輸出される一方で、日本の市場はさまざまな規制によって外国製品から守られており、アメリカが日本向けの輸出を大きく伸ばすことは困難でした。結果としてアメリカは対日貿易赤字を拡大させました。国内産業の衰退や貿易赤字を問題視したアメリカは、日本に対して、対米輸出を減らしたり、規制緩和をして輸入を増やしたりするように要求しました。

当初は繊維産業で起こった貿易摩擦は、電機製品や自動車産業などで起こるように変化していった。日本は貿易摩擦を解消すべく、大きく分けて3つの方策をとりました。

1つ目は、輸出の自主規制です。輸出する余力があっても、生産調整をするなどして、輸出額が大きくなりすぎないように自ら規制しました。

2つ目は、現地生産の増大です。日本企業はアメリカ市場で製品を販売したいのに、輸出を制限するとなってはビジネスチャンスがなくなってしまいます。そこで、日本企業はアメリカに工場を建設し、アメリカで生産をするようになったのです。現地生産を増やした結果、アメリカ国内の産業や雇用の減少に一定の歯止めをかけることができたので、アメリカ側の不満もある程度解消されました。

3つ目は、輸入自由化の促進です。日本の市場はさまざまな規制に守られていましたが、オレンジやコメなどが輸入自由化されました。

今後、TPP交渉が進展すれば、関税の引き下げなどがさらに進み、日本の市場がより外国製品に対して開放的になることが予想されます。