単利と複利の違い

2017年10月27日

[山岡 道男;淺野 忠克]のアメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書 アメリカの高校生シリーズ

銀行にお金を預けたり、逆に住宅ローンを組んでお金を借りたりすると、金利が発生します。この金利は、単利か複利かによって、トータルの支払い額が大きく異なるケースがあります。特に、長期で高い利率の場合には、差が大きくなります。では、単利と複利はどのように異なるのでしょうか。

まず、単利は元本に対して一定割合の利息が付く仕組みです。したがって、100万円を単利年率2%の定期預金に預ければ、預金期間中は毎年、元本100万円の2%に相当する2万円を利息として受け取ることができます。

いっぽう複利は、「元本+利息」に対して一定割合の利息が付く仕組みです。たとえば、100万円を複利で年率2%の定期預金に預ければ、1年後には100万円の2%に相当する2万円、2年後には「100万円+2万円=102万円」の2%に相当する2万400円を利息として受け取れます。

上述の例で、2年後の金額を比較すると、単利が104万円、複利が104万400円となります。それほど大きな差とは言えません。しかし、期間がもっと長くなったり、金利が高かったりすれば差は大きくなっていきます。

例えば、10年後で比較してみると、単利の場合は120万円なのに対し、複利だと約121万8994円となります。2万円弱の差が生まれることになります。

また、金利が5%だった場合に10年後の結果を比較してみると、さらに差は大きくなり、単利の150万円と、複利の約162万8894円との差は、実に13万円近くになります。

普段よく目にする銀行の定期預金などの多くは複利となっていますが、仕組債などでは金利が単利となっていることがあります。というのも、トータルの金利額が同じなら、複利で表示するよりも単利で示したほうが、見かけ上の数値は大きくなり、金利が高いように思えるからです。金利を比較する際には、単利と複利のいずれなのかを確認しておく必要があります。また、単利の場合は、複利よりも多少金利が高くても、結局は複利よりももらえる利息額が少なくなってしまうことがあるので要注意です。