為替の動きを予測する仮説・指標(5)円高になりました

2018年6月8日

ドル円が100円を下に一瞬突き抜けたという感じになっております。今まで、為替を取り巻く状況から円安になるのではないかと書いてきましたが、ま、短期の予測なんてカンタンに外れますよね。ホントに。為替の動きを有為に予測できるのであれば、それだけで生業にできちゃいます。

最近再読している投資本「投資で一番大切な20の教え」では、マクロな経済や為替を予測して結果を出すことは困難だと指摘しています。以下引用します。

より狭い範囲のことに特化するなら、知見を強みとして発揮できる可能性は高まる。熱心に研究し、スキルを駆使すれば、個別の企業や証券について、隣の人よりも常に多くを知ることはできる。だが、市場や経済について同じようにできるかというと、その公算ははるかに小さい。だから私は、「知りうることを知るよう心がけなさい」と呼びかけている。
投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識

世界の先行きを予測しようとしたら、スゴく難しい問題を解くことになります。不利な戦場です。こんな土俵で勝負しようとした時点で、完全に運任せな戦いに放り込まれてしまうはず。上がるか下がるか、丁半博打。

ちなみに、今回7/10にドル円が下方向に振れた要因として、10年物米国債金利の利回り低下が挙げられているようです。これって、10年物米国債金利の動きを予測できなければ短期の為替の動きを予測できないってことですよね。更に、考慮すべき要因は他にも沢山あります。以前書いた記事「為替の動きを予測する仮説・指標(2)為替予測チェックリスト」で、為替を占うにあたって考慮すべき材料をまとめました。財政政策・経済成長・インフレ・金利・経常収支・その他の6つです。

なるほど、財政政策・経済成長・インフレ・金利・経常収支について未来予測して的中させ、更にこれらの要因のインパクトを見定めて為替が上に行くか下に行くかを的中させる必要がある訳ですね。。。なんという無理ゲー。