為替の動きを予測する仮説・指標(3)きっと円安になります

2015年11月8日

以前、為替の動きを予測するにあたって考慮すべき材料を5つ書いてみました。では、現在の日本とアメリカについて状況を考え、ドル円の行く先を占ってみることにします。

ドル円の未来

財政政策 経済成長 インフレ 金利 経常収支 その他
日本 拡大 成長 デフレからインフレへ ゼロ 黒字! 中国・韓国との関係悪化リスク回避の円
アメリカ 縮小 成長 良インフレ 上昇へ 赤宇縮小  特に無し?

まず、財政政策ですが、日本はデフレ脱却のためにバランスシートを拡大して行く方針なのに対して、アメリカはリーマンショック後の拡大傾向から縮小傾向に移ろうとしてきているという感じです。円安になることを匂わせています。

経済成長については、日本はアベノミクスのおかげで経済全体が良くなってきています。アメリカも、ISM製造業景況指数の上昇、失業率の低下、住宅価格の持ち直しなど、経済指標は良いです。引き分け?

インフレですが、日本は今まさにデフレからインフレにするべく色々手を打っているところです。将来のインフレが期待できるのであれば良いですが、もしインフレにならないようであれば円高の要因になります。一方、アメリカはマイルドなインフレです。どうなるか良くわかりません。

金利は、日本はデフレ脱却までゼロ金利が続くでしょう。アメリカは景気が良くなり、金融引き締めへの転換が意識されています。まぁ、そのおかげで株価は乱高下している訳ですが。円安の材料だと思います。

経常収支。アメリカは双子の赤字が徐々に減少しています。日本は、少し前までエネルギーの輸入にお金がかかって赤字でしたが、最近は投資の配当収入等で黒字になっています。円高の際の投資が、円安に振れることで果実を大きく実らせていますね。うーん、これも引き分けかな。

その他。アメリカの不安材料というのが良く分かりませんが、日本にはわかりやすい地政学リスクがあります。もう最悪期は脱し、十分に織り込まれているような気もしますが、引き続き円安要因になるはずです。

なんか変なTシャツを見かけたので貼っておきますw

自民党圧勝≒円安ドル高≒ガソリン石油高騰

結論:円安

チェックリストを見る限り、円安になります。ただ、6月の円高はリスク回避の円という通貨の性質が引き起こしているんだと思います。というわけで、マーケットが落ち着いてリスク回避の傾向が無ければ、中期的に円安になるんだろうと。そういう結論です。