景気循環・景気サイクルの観点から、現在の株価が割高かどうかを判断する

2015年11月8日

黒田バズーカが炸裂した昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。昨年末から始まったアベノミクスによる株高は、過熱感があるとかプチバブルとか色々言われております。果たして、現在の日経平均・TOPIXは高いのか、低いのか、天井なのか、まだまだ続く相場なのか、色々な判断はありますけれども、誰が正解なのかは誰にもわかりません。少なくとも現時点においては。ですので、現在の株価水準を判断する一つの指標として、景気循環について考えてみたいと思います。

景気循環、あるいは景気サイクルとは、要するに好景気と不景気が交互に現れるということです。あざなえる縄のごとく。

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Photo credit: BONGURI / Foter.com / CC BY-ND

景気が良いときに、会社が生産設備をたくさん作ってたくさんモノを作れば、飛ぶように売れます。景気が良い=みんな使えるお金を持っているからです。でも、調子に乗って会社がどんどん設備を増やし、モノを作って行けば、いつかはみんな買わなくなる日が来ます。モノが街にあふれます。そして、モノが売れなくなると、会社は赤字で生産設備を維持できなくなります。生産設備は、それがあるだけで土地代、電気代、人件費等がコストとして発生するため、設備や土地を売り払います。モノを作っている会社に勤めている従業員の給料は下がります。結果、更にモノを買わなくなり、更に生産設備を縮小するという悪循環に陥る訳です。

景気が良い状態から悪い状態になりました。次は、生産設備がどんどん縮小して行き、欲しいと思っている人にすらモノが行き届かない状態になります。それは景気がどん底の状態です。そこから更にモノが少なくなると、今度は少しずつモノが売れ始めます。なぜなら、例えば生活必需品や嗜好品など、不景気だろうと最低限のモノは売れるはずなので。そして、モノが少しずつ売れるようになれば、会社に利益が出ます。生産設備を少し増やします。こうして、少しずつ不景気が回復して行きます。

上記が景気循環です。さて、現在の日本がどこに居るのかというと、1990年代から始まる20年以上の不景気を経て、ようやく不景気から好景気になるかも?というところです。「失われた20年」という言葉があります。

失われた20年
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%B1%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F20%E5%B9%B4

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Photo credit: Dr.Colossus / Foter.com / CC BY-SA

もし失われた20年から脱出できるのであれば、それは景気循環で行くと不景気から好景気になりかけているという状態です。株価は騰がっていますが、まだ経済自体の回復はちゃんと見られていません。ここから、経済が回復していくのであれば、失われた20年を取り戻す好景気が訪れることになるかもしれません。

色々書いてみましたが、結論としては、アベノミクスが伸るか反るかによって株価が安いのか高いのか決まるということですね。何の有り難みも無い結論になってしまいました。アベノミクスが成功すれば実体経済が良くなるので、株価も今より騰がるはずです。失敗すれば。。。色々終わると思います。まーそういうことだと考えています。俺は、アベノミクスが成功する方にベットしたいです。不動産やREITがプチバブルと言われていて遅きに失した感はありますが、動産株を買ってみました。さて、どうなることやら。黒田日銀総裁よろしくお願い致します。