インデックスvsアクティブ、あるいは株価の原材料

2015年11月8日

株式市場で戦っていくにあたり、まずは自分と敵についての情報収集が必要です。敵を知り、己を知れば百戦危うからずという孫子の言葉ですね。

株価は需要と供給によって決まります。そして、株式投資の参加者は世界中にいます。参加者たちは役立ちそうな情報を探し、株式を売買しているはずです。もし、世界のあらゆる情報によって需要と供給が決まり、株価が決まっているとしたら。利益を得ることなんて可能なのでしょうか?

まず、株価を作る要素として、次の3つが挙げられます。

  • 非公開情報:一部の関係者のみが知っている情報(インサイダー情報)
  • 公開情報 :世間一般に公開されている情報
  • 株価情報 :過去の終値などの情報

それでは、株式市場で作られる株価は、上記の3つの情報をどれだけ考慮して作られているのか。これも見方が3つあります。

1. ストロングフォーム
未公開情報、公開情報、株価情報のすべてを考慮して株価が作られている。安く買って高く売るなんて不可能。

2. セミストロングフォーム
公開情報、株価情報のすべてを考慮して株価が作られている。未公開情報が得られない限り、株式の売買で利益を上げることは無理。

3. ウィークフォーム
株価情報のすべてを考慮して株価が作られている。未公開情報および公開情報を使えば、株式の売買で利益を上げることは可能。

もしストロングフォームかセミストロングフォームなら、いくら株式の売買を工夫しても意味がありません。インサイダー情報がないと利益を得られず、そしてインサイダー取引は違法です。公開情報をいくらこねくり回しても、優位には立てません。とすると、投資の選択肢はひとつだけ。個別株式を選ばず、日本経済や世界経済全体を買うのです。これがインデックス投資という考え方です。

もしウィークフォームなら、公開情報を使えば利益を得られます。個別企業の公開情報をいろいろ吟味して利益を得ようというのが、アクティブ投資という考え方です。

どの見方が当てはまるのかは、人によって考え方が違うだけでなく、時と場合によっても変わって来ます。例えば、日本株式と米国株式では違いがありそうです。自分が投資の判断をするにあたり、株価形成のされ方をどう見るか、ということは一度考えておく必要があると思います。