投資部門別売買状況で、株式市場の他プレイヤーの動きを探る

2016年2月17日

投資部門別売買状況とは、日本の株式市場に参加しているプレイヤーごとの売買規模のデータです。東証が毎週木曜日に発表しています。もし売買金額がプラスであれば買い越している、マイナスであれば売り越している、ということになります。

プレイヤーの種類として、ざっくり以下のように分かれています。それなりに細かいです。

  • 金融法人(生損保、銀行)
  • 事業法人
  • 投信
  • 個人(現金、信用)
  • 外国人(海外法人、海外個人)

実際のデータは、東証のホームページから閲覧することが出来ます。

投資部門別売買状況(株券/CB/先物・オプション取引)
http://www.tse.or.jp/market/data/sector/index.html

データを見ると、生損保が株式を売っているとか、外国人が株式を買っているとかが分かります。もちろん、生損保が株式を売っているからといって、その事実から未来の株価の動きを予想できるのかどうかは別問題です。でも、何か大きなトレンドが見て取れるような場合、未来予測が少しだけ可能になるかもしれません。

さて、3月第1週(3/4〜3/8)の売買状況が非常に面白かったのでご紹介します。次のグラフは、 2012/1/1〜2013/3/8までの投資部門別売買状況です。縦軸が売買代金で、プラス(買い越し)とマイナス(売り越し)があります。横軸は日付です。それから、プレイヤーを「国内法人」「国内個人」「外国人」の3つに簡略化しています。

投資部門別売買状況

外国人の買い越しヤバい(笑)1兆円です。3月に入ってから本気でロングポジションを築いているようです。国内勢は売り越し。グラフから読み取れることは、

  • 株価上昇は海外の買いが原因
  • 法人はとにかく売りたいらしい
  • 個人も売りたいらしい

といった感じでしょうか。海外の買いが続かなくなれば株価は下がりそうです。国内だけでなく、海外にもアンテナを張っておく必要がありますね。逆に、海外の買いが続く限り株価は騰がりそうな気もします。さて、どうなるでしょうか。